講座概要, 知の市場

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はじめに

はじめに

人間は多様なリスクに曝される中で技術革新や制度改革そして人材改新を通して社会変革を成し遂げながら生活してきた。しかし日本も世界も未だ多くの課題を抱えている。こうした中において自らを活かしていくために社会と世界の現況に対する理解を深めそして専門分野の展開の幅広い基盤を固めるべく、広範な教養を高めていくことが必須である。

社会の幅広い領域において諸々の機関が人々の多様な要請に応えて学習の機会を提供している。また、多彩な背景を持つ人々がそれぞれの立場で役割を担いつつ勉学に励んでいる。こうした力を糾合して新たな総合的かつ実践的な学習の機会を創成するべく「知の市場(FMW:Free Market of・by・for Wisdom)」を構築した。

2004年度に「化学・生物総合管理の再教育講座」として開講して以来2010年度後期まで7年間にわたり、総合的かつ実践的な学習の機会を提供してきた。そして全国から大きな反響を得るとともに、75の開講機関や連携機関との協力関係を構築しつつ延べ2,873人の講師や延べ14,377人の応募者の人の輪を形成してきた。この成果を踏まえて2011年度は全国にさらに新たな展開を図り、654名の講師が参画して全国30拠点で80科目(98科目相当)を開講し、3月11日の東日本大震災の影響により減少したが、2,700名の応募者が参加した。

その中で「共催講座」は、「知の市場」の理念と基本方針に沿いつつ「知の市場」の運営体制を踏まえて、連携機関の協力のもと開講機関の主催により知の市場が共催して開講する。科目(120分授業15回2単位相当)を一つの単位とし開講し、大学・大学院に準拠した厳しい成績評価を行うことを原則とする。社会と世界の現況に対する理解を深めそして専門分野の幅広い展開の基盤を固めるために広範な領域の科目を開講するが、時代の進展などに配慮しつつ適宜見直し進化する。

「関連講座」は、共催講座での経験を活かした活動、開講機関や連携機関が実施する活動、自己研鑽と自己実現に資する活動などであって知の市場の理念を共有する活動で、個々の主催者が自らの主体性と責任のもとで知の市場の基本方針を念頭に置きつつも取り巻く諸般の情況を踏まえて、講義時間と講義回数、成績評価と受講修了証などについて柔軟かつ弾力的に運営する。大学・大学院での履修科目に相当する120分授業15回の講座を科目、講義回数の少ない講座をユニット、科目を越えた長期間の講座をコースとして分類する。当面、教養編、専門編、研修編、大学・大学院編の4つの領域を設定する。

知の市場は、共催講座と関連講座の開講を通じて、自立的で解放的な協力関係を形成しながら人々が自己研鑽と自己実現のために立場を越えて自ら活動する場(Voluntary Open Network Multiversity)である。そしてプロ人材の育成と高度な教養教育の接合及び社会人教育と学校教育の連結という二つの結合を促進する挑戦である。

2012年度は、共催講座として17拠点で42科目を、関連講座として14拠点で11ユニット、23科目を、合計31拠点で76科目を開講する。このうち、2012年度の新規開講科目は合計14科目にのぼる。

体系と機能

体系と機能

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講座の位置付け

講座の位置づけ

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共催講座

共催講座

2009年度は11拠点で465名の講師陣の参画を得て合計59科目を開講し、2,297名の応募者があった。2010年度は、15拠点で317名の講師陣の参画を得て合計36科目を開講し、1,147名の応募者があった。2011年度は14拠点で363名の講師陣の参画を得て合計37科目を開講し、3月11日の東日本大震災の影響を受けて減少したが、998名の応募者があった。

2012年度は17拠点で449名の講師陣の参画により42科目を開講する。このうち12科目が新規科目であり、既存の開講機関が10科目、新規の開講機関が2科目を新規に開講する。

2011年度に引き続き早稲田大学規範科学総合研究所が6科目、お茶の水女子大学ライフワールド・ウオッチセンター(増田研究室)が6科目、狭山商工会議所と狭山市が5科目、化学工学会SCE-Netが4科目、労働科学研究所と早稲田大学規範科学総合研究所が4科目、UL University(UL Japan)が3科目、主婦連合会と製品評価技術基盤機構や早稲田大学規範科学総合研究所が1科目、主婦連合会と製品評価技術基盤機構が1科目、食品薬品安全センターと主婦連合会や早稲田大学規範科学総合研究所が1科目、日本リスクマネジャネットワークと早稲田大学規範科学総合研究所が2科目、動物臨床医学研究所が2科目、農業生物資源研究所と早稲田大学規範科学総合研究所が1科目を開講する。

また2012年度から既存科目の新規開講機関として国立感染症研究所と早稲田大学規範科学総合研究所が2科目、製品評価技術基盤機構と関西大学社会安全学部が1科目及び三菱UFJトラストビジネスが1科目を開催する。さらに新規科目の新規開講機関として日本リファインが1科目、凛穂会が1科目を開講する。

関連講座

関連講座

2009年度は、教養編3ユニットと1科目、専門編10ユニットと6科目、研修編1コースと2科目、大学・大学院編9ユニットと10科目、合計12拠点で合計22ユニット、19科目、1コースを開講し、2,027名が受講した。2010年度は、教養編3ユニット、専門編14科目と1ユニット、研修編1コース(19科目相当)、大学・大学院編8ユニットと19科目、合計16拠点で合計12ユニット、33科目、1コース(19科目相当)の46科目(64科目相当)を開講し、2,840名の応募者があった。

2011年度は、教養編として名古屋市立大学大学院の主催で3ユニット、専門編として名古屋市立大学 学びなおし支援センターの主催で6科目、明治大学大学院と明治大学リバティアカデミーの共催で2科目、福山大学社会連携研究推進センターの主催で2科目、研修編として国際協力機構兵庫国際センターの主催で1コース(19科目相当)、大学・大学院編として早稲田大学が5ユニット、早稲田大学大学院が1ユニットと1科目、早稲田大学大学院・東京農工大学大学院 共同先進健康科学専攻が1科目、早稲田大学大学院・東京女子医科大学大学院 共同先端生命医科学専攻が1科目、明治大学大学院が2科目、お茶の水女子大学が3科目、福山大学大学院が2科目、東京工業大学が1科目及び東京工業大学大学院が1科目を継続して開講する。

また2011年度から新規科目として、専門編では長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の主催で1科目、大学・大学編では早稲田大学大学院が3科目、早稲田大学大学院・東京農工大学大学院 共同先進健康科学専攻が3科目、早稲田大学大学院・東京女子医科大学大学院 共同先端生命医科学専攻が3科目及び長崎大学大学院医歯薬学総合研究科が1科目、合計11科目を開講する。

その結果、合計16拠点で9ユニット、33科目、1コース(19科目相当)、合計43科目(61科目相当)を開講する。

開講機関(知の市場ホームページ内の各開講機関のページにリンク)